台風30号 九州接近のおそれ 各地で“最も遅い真夏日”に 台風25号から1カ月 今も残る被害

21日は季節外れの暑さと激しい雨に見舞われた列島。一方で、大型で猛烈な台風30号が接近しています。最高気温30.3度を観測した東京都心。東京都心以外でも、名古屋市で31.4度、大阪市で31.2度といずれも統計を取り始めてから“最も遅い”真夏日になるなど、21日は全国157地点で30度以上を観測しました。一方、低気圧を伴う寒冷前線の影響で大気の状態が非常に不安定となり、各地で局地的な激しい雨が降りました。新潟・佐渡市では山肌から滝のように雨水が道路に流れ出し、周辺が冠水し、秋田・大館市でも朝から激しい雨が降りました。こうした中、大型で猛烈な台風30号が接近しています。この後、北上を続け、週末に先島諸島に最も接近する見込みで、週明けには九州付近に接近する可能性があります。千葉、神奈川の両県で15人が犠牲になった台風25号。大雨による甚大な被害の発生から10月21日で1カ月です。千葉・成田市などにまたがる印旛沼では堤防が決壊し、広い範囲で冠水被害が出ました。約5万匹のウナギが流された養殖場では、今も変電設備が修復できず水温を保つボイラーが使えないほか、井戸の一部も使えない状態が続いています。印旛沼漁業協同組合はウナギの稚魚を仕入れ、2027年3月までの養殖場の復旧を目指しています。印旛沼漁業協同組合・岸信雄さん:起きたことは受け入れるしかない。受け入れて一歩ずつ復旧していければ良いと思う。台風25号の爪痕は神奈川・三浦市でも。100年以上続く農園では、キャベツ畑の一部で土砂崩れが発生し、幅約20メートル、深さ約15メートルにわたって崩落しました。崩落した場所では、12月に収穫予定のキャベツやカリフラワーなどを植える予定でしたが、それができなくなったといいます。キャベツ農家・鈴木孝さん:今までテレビで見ていた世界がまさか自分の目の前で起きると思わず本当にびっくり。(復旧に)3~5年かかると言われている。工事の予定とかも何も決まっていないような状態。今後また大きな雨が降ればこれ以上悪化する可能性あるので、できるだけ早い対応してもらいたい。復旧が続く中、新たな台風30号の接近に警戒が高まっています。
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