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「大きかった」山下美夢有の粘りのバーディ 桑木志帆、岩井千怜はそれぞれのリベンジへ/解説・宮里美香

「大きかった」山下美夢有の粘りのバーディ 桑木志帆、岩井千怜はそれぞれのリベンジへ/解説・宮里美香

◇女子メジャー最終戦◇AIG女子オープン(全英女子) 初日(30日)◇ロイヤルリザム&セントアンズGC (イングランド)◇6601yd(パー71) 2026年の女子メジャー最終戦が開幕し、前年優勝の山下美夢有は1オーバー37位で滑り出した。計17人が出場の日本勢では桑木志帆が首位に2打差の5アンダー2位、岩井千怜が3アンダー6位と好スタート。中継局U-NEXTの「日本勢徹底マークLIVE」チャンネルで解説を担当する宮里美香がリンクスコースの第1ラウンドを振り返った。 前年覇者・山下美夢有の粘り ほとんどの時間帯で青空が広がったコースは午後になって風が出始め、夕方にかけてわずかに気温が下がった...

「大きかった」山下美夢有の粘りのバーディ 桑木志帆、岩井千怜はそれぞれのリベンジへ/解説・宮里美香 ◇女子メジャー最終戦◇AIG女子オープン(全英女子) 初日(30日)◇ロイヤルリザム&セントアンズGC (イングランド)◇6601yd(パー71) 2026年の女子メジャー最終戦が開幕し、前年優勝の山下美夢有は1オーバー37位で滑り出した。計17人が出場の日本勢では桑木志帆が首位に2打差の5アンダー2位、岩井千怜が3アンダー6位と好スタート。中継局U-NEXTの「日本勢徹底マークLIVE」チャンネルで解説を担当する宮里美香がリンクスコースの第1ラウンドを振り返った。 前年覇者・山下美夢有の粘り ほとんどの時間帯で青空が広がったコースは午後になって風が出始め、夕方にかけてわずかに気温が下がった様子でした。穏やかな天候とはいえ、ロイヤルリザム&セントアンズGCは18ホールでバンカーが174個もあり、ティショットにとにかく頭を使います。ティイングエリアからは目視できないエリアも多く、ボールが止まるまで気が休まりません。ポットバンカーに入った途端、グリーンは狙えず実質的には1ペナ。「ラフに入る分には構わない」という覚悟が必要かなと感じるほどです。 ディフェンディングチャンピオンの山下美夢有選手は初日1オーバー37位と、思い描いた出来ではなかったはずです。ショットがまさにバンカーに捕まったシーンもありました。3番でボギーが先行。痛手を最小限に抑えて我慢を続けましたが、早い段階でバーディチャンスを生かせていれば、流れはきっと変わったことでしょう。だからこそ、終盤で長いバーディパットを沈めた16番は大きかった。あの一打がなければ、精神的にも厳しい一日になったと思います。 今シーズン、6月の「マイヤーLPGAクラシック」で優勝し世界ランキングは現在6位。総合的にレベルが高く、ピンに絡むセカンドショットの距離感、精度は世界でも群を抜いています。「ここはボギーでも仕方がない」という状況でもカップにねじ込むパッティングのしぶとさにも驚くばかり。同じ組でプレーしたジーノ・ティティクル選手(タイ)とはいきなり8打差が付きましたが、高い修正能力を2日目に発揮してくれると期待しています。 桑木志帆、岩井千怜のリベンジ 桑木志帆選手が17人の日本勢で最高位の5アンダー2位で飛び出しました。今月の初めにフランスでの「エビアン選手権」に出場。翌週には日本ツアー「明治安田レディス」でプレーして再び欧州へ。ハードスケジュールをものともせず、安定した結果を残しています。 初出場した昨年は初日「69」をマークして4位で滑り出しながら、2日目に「81」をたたいて予選落ち。強風に苦しみ、全英独特の雰囲気に飲まれてしまったところもあったかもしれません。今大会への意気込みは並々ならぬものがあります。 3アンダー6位発進の岩井千怜選手は今季ここまで4つのメジャーすべてで予選落ちを喫しています。米女子ツアーではトップ10に5回入っており、まったくそんなイメージが湧きませんが、リベンジの想いも抱えている2人と言っていいかもしれません。 カギを握る天候の変化 2009年、私が初めて「全英女子オープン」を経験したのもここロイヤルリザム&セントアンズGCでした。当時は現在のように「スコットランド女子オープン」が米女子ツアーのスケジュールになく、メジャーの舞台でリンクスコースを初体験。コーチに来てもらい、たくさんのことを現地で教わった記憶があります。 最初のうちは面食らいましたが、沖縄育ちということもあり、強風には慣れっこ(笑)。リンクスに来ると、チャレンジ精神が芽生えたのも正直なところです(注:宮里美香は全英女子初挑戦の2009年に11位。2012年に4位、15年は7位に入った)。 リンクスではやはり天候が戦況を大きく左右します。今のところ週末まで崩れる予報はないようですが、全英らしく風が吹き始めるとコースの雰囲気は一気に変わります。そうでなければ、ロースコアの争いになってもおかしくありません。 さて、初日は故郷の先輩でもある宮里藍さんとU-NEXTの放送席に座らせていただきました。ツアーでもずっとお世話になりましたが、一緒に解説を務めるのは初めてで、緊張しっぱなし。現役時代は選手目線でゲームを一緒に追うことがなかったため、改めて勉強になったことがたくさんあり、さすがだなと思うことばかり。聞きたいことは他にもいろいろあるし、モニターで選手たちのプレーも観たい。放送中、気持ちがちょっと“渋滞”していました...。

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