杏が映画『襲名』の語り手に 三池監督「ならば杏さんしかないね」と熱望

女優の杏(40)が、三池崇史監督にとって初のドキュメンタリー映画『襲名』(9月25日公開)のナレーションを担当することが分かった。
女優の杏(40)が、三池崇史監督にとって初のドキュメンタリー映画『襲名』(9月25日公開)のナレーションを担当することが分かった。 十三代目市川團十郎白猿(48)と長男・八代目市川新之助(13)が親子で臨んだ同時襲名披露を追った作品で、三池監督が「杏さんしかない」と熱望し、起用が実現した。 本作は、300年以上続く歌舞伎界の名門・市川家に受け継がれる「十三代目市川團十郎白猿襲名披露」を記録したドキュメンタリー。新型コロナウイルス禍の影響で約2年半にわたり延期された襲名披露公演と、その舞台裏に密着する。 三池監督は3年以上にわたって撮影。父として、そして「團十郎」を継ぐ者として舞台に立つ市川團十郎と、新たな名跡を受け継ぐ新之助の姿を捉えた。團十郎襲名を祝うため、現代美術家・村上隆氏が手がけた祝幕の制作過程も収められている。 ナレーション収録では、杏と約15年ぶりに仕事を共にしたという三池監督。起用理由について、次のように明かした。「過度な演出は十三代目團十郎と八代目新之助には必要ない。そんな映画を、『優しさ』と『強さ』と『しなやかさ』でそっと包んでほしかった。ならば杏さんしかないね、と確信を持ってナレーターを依頼した」 杏は大役への思いを語った。「日本にとってとても大きな文化を題材にした、市川團十郎の襲名を追ったドキュメンタリーで、ナレーションの大役をいただいてよいのだろうかという気持ちと...三池監督にぜひと言っていただき、恐縮しながらもうれしい気持ちがありました」 フランスを拠点の一つとして活動する杏は、海外での上映にも期待を寄せた。「昨今のフランスでの日本ブームの中で、この映画を通して、いろいろな方に歌舞伎や日本を知りたいと思ってもらえたらいいなと思いました。(フランスで)公開されるのも楽しみです」 本作は、イタリアで現地時間9月2日から12日まで開催される第83回ベネチア国際映画祭のアウト・オブ・コンペティション部門に正式出品されることも決定している。
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