『スパイダーマン』スコーピオン役俳優、ホームレスだった過去 キャリア初期の挫折も「経験の一部」

映画『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』(公開中)で悪役スコーピオン/マック・ガーガンを演じているマイケル・マンドが、下積み時代の苦労をポッドキャスト番組「I’ve Never Said This Before」に明かした。
映画『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』(公開中)で悪役スコーピオン/マック・ガーガンを演じているマイケル・マンドが、下積み時代の苦労をポッドキャスト番組「I’ve Never Said This Before」に明かした。 カナダ出身のマイケルは、父親と2人の兄弟とともに世界中を定期的に転々とする少年時代を過ごした後、モントリオール大学で心理学と国際関係論を学んだ。その後は、舞台芸術の道を歩み、俳優として本格的にキャリアをスタートさせた。 しかし、最初は小さな役ばかりで、マンドも厳しい生活を強いられた。「俳優としてキャリアを始めた頃、私はホームレスでした。モントリオールからトロントまで夜行バスに乗り、YMCAでシャワーを浴びてオーディションを受けて、またバスで帰るという生活を送っていました」 部屋は友人たちの家を転々としていたという。「冬の時期、寝過ごした上にヒーターで誤って友人のシーツを焦がしてしまい、アパートを追い出されてしまいました。『もう出て行ってくれ。小さなマットレスに二人で寝るなんて無理だ』と言われたんです」と当時のエピソードを告白したマンドは、「自分の人生が最低だと思えたことが何度もありました」と下積み時代の挫折についても振り返った。「自分はちっぽけで、誰からも必要とされておらず、才能もなく、絶望的だと感じました。でも、それも人間としての経験の一部に過ぎないんです」 その後、ドラマ「オーファン・ブラック 暴走遺伝子」「ベター・コール・ソウル」といったドラマで知名度を高めたマンドは、『スパイダーマン:ホームカミング』でスコーピオン役に大抜てき。しかし、完成版では、映画中盤にあったはずの出演シーンがカットされていたという。「上層部から、そのシーンをどれほど気に入ったかを伝える素敵な手書きの手紙をもらって、すごくワクワクしていました。そのシーンがあっという間に終わってしまい『ちょっと待ってくれ!』となった。カットされるなんて知らなかったんです」 自分の出番が削られても「俳優にとって、学びの瞬間だった」と前向きに捉えているマンド。波瀾万丈なキャリアも「自分が愛していることをやっていたから、僕は幸せだった」と自身にとっては財産だといい「世の中のすべての人に伝えたい。お金がなくても、ホームレスになったことがあっても、逃げ道がないと思ったことがあっても、私だって同じことを感じていました。そして、俳優はもちろん、あなたが出会ったことのあるほぼ全ての人たちもそういったことを感じてきたと断言できます。あなただけじゃない、誰もが感じていることなんです」と力強く語った。(編集部・倉本拓弥)
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